活動報告

朝霞市議会議員

一般質問の日〜デジタル推進化について〜

今日は、朝霞市議会における一般質問の日でした。この質問では、デジタル推進化(DX:デジタルトランスフォーメーション)について、朝霞市の現状と今後の展望を中心に議論しました。デジタル技術の導入は、行政の効率化を図るだけでなく、市民サービスの向上にも大きく寄与する重要なテーマです。今回の質問では、その進捗状況と課題、そして今後の取り組みについて詳しく議論しました。

朝霞市のDX(デジタルトランスフォーメーション)の現状

まず、朝霞市が進めているデジタル推進化について、現状を報告しました。近年、行政手続きのオンライン化が進み、AI-OCR(光学文字認識)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が行われています。これにより、行政業務の効率化が進んでいます。

具体的な例として、粗大ごみ収集の電子申請を挙げました。令和5年度には、5,416件の利用があり、利用者からの利便性の向上が見られます。また、キャッシュレス決済の導入も進んでおり、市民の支払い手続きの簡便化が図られています。これらの施策は、デジタル技術を活用して、行政サービスの利用者側の利便性を大きく向上させるものです。

DX推進の課題と改善点

しかし、デジタル化の進展に伴い、いくつかの課題も浮き彫りになっています。その一つが、電子決裁システムの導入に伴う業務負担の増加です。新しいシステムの導入によって、職員が新しい手続きを覚えたり、システムに対応する時間が増えたりすることがあります。また、RPAシナリオ作成においても、システムの調整や運用に手間がかかることが問題として挙げられました。この点に関しては、今後の改善が求められます。特に、RPAの効果を最大限に発揮するためには、シナリオ作成の効率化が急務であり、専門的な人材の育成や外部サポートの導入が考慮されるべきです。

市民サービスへのDXの影響

次に、DXが市民サービスに与える影響について議論しました。AI-OCRやRPAの導入により、行政の業務が効率化され、職員が窓口対応にかける時間が増加しました。これにより、市民が直接対面して行政サービスを受ける際の待ち時間の短縮や、より質の高いサービスを提供できるようになっています。

さらに、電子申請の拡充により、市民が自宅からオンラインで手続きを行えるようになり、利便性が大きく向上しています。これにより、特に高齢者や子育て中の家庭など、窓口に出向くことが難しい市民にとって、大きなメリットとなっています。オンライン手続きが広がることによって、市民の生活の質も向上し、行政サービスへのアクセスがより便利になることが期待されます。

 今後のDX推進に向けた展望

今後の展望として、さらなるデジタル化の進展を目指すため、電子決裁や文書管理システムの利用拡大が提案されました。これにより、業務の効率化をさらに進めることができます。文書管理システムが整備されることで、ペーパーレス化が進み、職員の業務負担が軽減されるとともに、文書の検索や管理が迅速に行えるようになります。また、電子決裁を活用することで、決裁プロセスのスピードが向上し、行政サービス全体のスムーズな運営が可能になります。

さらに、テレワーク環境の強化も重要なテーマとして取り上げました。特に、災害時などの緊急時においても行政サービスが途切れることなく提供されるよう、クラウドサービスの活用や予備電源の整備が必要です。これらの取り組みを進めることで、行政機能の安定性が向上し、どんな状況下でも市民へのサービス提供が保障されることになります。

SNS活用と生成AIの導入

また、SNS活用についても提案を行いました。市民とのコミュニケーションの質を向上させるため、生成AIを使った双方向通信の実現を考えています。AIを活用することで、市民からの問い合わせやフィードバックに迅速に対応できるようになり、リアルタイムでの情報提供や問題解決が可能になります。この取り組みは、市民満足度の向上にもつながるでしょう。

例えば、市民からの意見や要望を受けて、AIが自動的に適切な回答を提供するシステムを導入することが考えられます。また、定期的なアンケートや意見交換の場をオンラインで設け、市民の意見を迅速に集めて政策に反映させることも可能になります。これにより、市民の意見をよりダイレクトに反映させることができ、民主的な行政運営が強化されるでしょう。

公式LINEの導入と活用

最後に、公式LINEの導入とその活用についても提案しました。和光市の事例を参考に、市民が気軽に行政とやり取りできる手段としてLINEを活用することを検討しています。LINEを通じて、行政からの通知やイベント案内、さらには市民からの問い合わせにも迅速に対応できる体制を整えることで、市民の利便性が一層向上します。また、LINEを利用することで、市民と行政の距離が縮まり、より親密で効率的なコミュニケーションが可能になります。

 

今回の一般質問では、朝霞市のデジタル推進化の現状と課題、そして今後の展望について多角的に議論しました。DXの進展により、市民サービスの向上と行政の効率化が期待されていますが、そのためには継続的な改善が必要です。特に、業務負担の軽減や新たな技術の導入により、さらに効率的で市民にとって使いやすい行政サービスが提供されることを目指します。これらの提案が実現し、朝霞市がより良いサービスを提供することで、市民の生活がより便利で快適なものになることを期待しています。

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