【データで見る朝霞】人口14万6千人、12年連続の「転入超過」——それでも自然減は始まっている
朝霞市議会議員のわたなべ竜二です。「データで見る朝霞」第3弾は、まちの土台である人口です。
市の公式統計(統計あさか 令和6年版・住民基本台帳)から、朝霞の現在地を数字で確認します。
結論を先に
- 朝霞市の人口は145,938人(令和7年1月1日現在)。昭和37年の約2.8万人から一貫して増え続けています
- 令和6年は転入9,846人・転出8,750人で、+1,096人の転入超過
- 転入超過(社会増)は平成25年から12年連続
- 一方で、令和5年から「自然減」(出生 < 死亡)の時代に入りました
- つまり——朝霞の人口増は、いまや転入だけが支えています
1. 人口はどう増えてきたか
| 時点(各年1月1日) | 人口 | 世帯数 |
|---|---|---|
| 昭和37年(1962) | 28,258人 | 6,256 |
| 平成2年(1990) | 100,043人 | 38,397 |
| 令和2年(2020) | 141,802人 | 66,589 |
| 令和6年(2024) | 144,964人 | 70,127 |
| 令和7年(2025) | 145,938人 | 71,093 |
60年あまりで人口は約5倍。都心アクセスの良さを背景に、いまも年間1,000人ペースで増えています。
注目したいのは1世帯あたりの人数です。昭和37年の4.52人から、令和7年は2.05人まで下がりました。単身・共働き・少人数世帯が中心のまちに変わっており、「世帯数の伸び」が人口の伸びを上回り続けています。
2. 増加の中身——「転入超過」12年連続
人口の増減は、「自然動態」(出生−死亡)と「社会動態」(転入−転出)に分けられます。
| 年 | 出生 | 死亡 | 自然増減 | 転入 | 転出 | 社会増減 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成19年 | 1,410 | 712 | +698 | 10,005 | 9,108 | +897 |
| 平成29年 | 1,338 | 962 | +376 | 9,981 | 8,824 | +1,157 |
| 令和2年 | 1,320 | 1,026 | +294 | 10,148 | 9,049 | +1,099 |
| 令和4年 | 1,229 | 1,215 | +14 | 9,559 | 9,096 | +463 |
| 令和5年 | 1,127 | 1,289 | △162 | 9,721 | 8,657 | +1,064 |
| 令和6年 | 1,112 | 1,275 | △163 | 9,846 | 8,750 | +1,096 |
(出典:統計あさか令和6年版「人口動態」。△はマイナス)
毎年1万人近くが転入し、9千人近くが転出する——人口14.6万人のまちで、実は1年に人口の約7%が入れ替わっています。この新陳代謝の大きさが朝霞の特徴です。
そして差し引きの「社会増減」は、平成25年から12年連続でプラス。東日本大震災翌年(平成24年)に一度だけマイナスになって以来、朝霞は選ばれ続けています。
3. どこから来ているのか
令和6年の転入者(9,782人・国外等除く道府県別集計)の前住地は:
| 前住地 | 人数 |
|---|---|
| 埼玉県内 | 3,021人 |
| 東京都 | 2,645人 |
| 神奈川県 | 586人 |
| 千葉県 | 324人 |
県内からの住み替えと、東京からの流入が2本柱です。「都内に通いながら、家賃・住環境は郊外で」という子育て世代・働く世代の受け皿になっている構図が、はっきり数字に表れています。
4. 見過ごせない変化——「自然減」が始まった
明るい数字の裏で、静かな地殻変動が起きています。
- 出生数:平成19年 1,410人 → 令和6年 1,112人(17年で約2割減)
- 令和5年、朝霞市は統計上はじめて本格的な自然減(出生よりも死亡が多い状態)に入り、令和6年も継続
つまり、いまの人口増は**「転入超過が自然減を上回っているから」**成り立っている、綱渡りの増加です。転入の流れが細れば、朝霞もすぐに人口減少局面に入ります。
5. だから、何をすべきか(わたなべ竜二の視点)
「選ばれる街」の地位は永続しません。私は、転入してくれた方が定着したくなる環境づくりこそが、これからの朝霞の生命線だと考えています。
- 子育て・教育:学童の定員超過問題や給食費の負担軽減など、子育て世代の「困った」を一つずつ解消する
- 学校・通学環境:学区の分かりやすい案内や通学路の安全対策
- 暮らしの情報インフラ:転入した日から迷わないよう、このサイトでも暮らしのガイドや施設ガイドを整備しています
数字の出典はすべて朝霞市の公式統計です。「うちの地区はどうなの?」「この数字をもっと詳しく知りたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。
出典:朝霞市「統計あさか 令和6年版」第2章 人口(住民基本台帳・各年1月1日現在/人口動態・住民異動月報)