水車が動力だった時代
電気もモーターもない時代、水の流れは貴重な動力でした。
黒目川とその周辺の用水には水車が設けられ、精米や製粉、そして金属や紙の加工に使われたと伝えられています。明治以降、この水力を背景に、朝霞では地場産業が発達しました。
確認中の論点
水車の数、産業の規模、いつ最盛期を迎えたのかについては、『朝霞市史』および市指定文化財の関係資料で確認を進めています。数字を伴う記述は、確認できたものだけを掲載します。
湧水のまち
朝霞は、台地の縁から水が湧き出す土地でもありました。
2010(平成22)年9月、市内の湧水「代官水」が朝霞市指定天然記念物に指定され、2012(平成24)年2月から公開されています。
かつての朝霞が、どれほど水に恵まれた土地だったか。いまも残る湧水は、その手がかりです。
川と暮らしの、いま
黒目川はいま、桜並木と遊歩道で知られています。散歩やジョギングの人が絶えません。
一方で、2014(平成26)年6月には1時間あたり103ミリという集中豪雨が市を襲い、浸水被害が出ています。市はその後、止水板設置費の補助制度を創設しました。
恵みでもあり、備えるべき相手でもある。川との付き合い方は、いまも続く課題です。