まちづくり令和7年 第2回定例会(2025年6月)
北朝霞駅周辺の喫煙対策について
なぜ取り上げたか
私は宮戸に住んでいて、毎朝の駅頭活動は北朝霞駅西口ロータリーに立っています。そこで市民の方から繰り返しいただくのが「煙がつらい」「子どもに悪い」という声です。西口は路上喫煙禁止区域に指定されているのに、乗換客が吸い、吸い殻が散乱している。看板の真上で吸っている方もいます。禁止と書いてあるだけでは変わらない——では何が要るのか。私自身が喫煙者であることも申し上げたうえで、「吸う人の視点を無視した禁止は機能しない。分煙環境を整えることが、結果として受動喫煙を減らす」という立場から質問しました。
質問した内容
- 1.路上喫煙の現状と対応
- 2.公共空間整備に伴う喫煙所設置
- 3.官民連携による設置・管理
市の答弁
- 市民環境部長は、北朝霞駅西口を含む区域が「路上喫煙パトロールの範囲で一番多いものと認識しております」と答弁した。
- パトロールの実績は、令和2年度が巡回95日・1日当たりの指導13.5件、令和3年度が95日・15.3件、令和4年度が96日・12.6件、令和5年度が48日・12.6件、令和6年度が48日・9.1件。委託料は令和3年度の388万6,700円が最も多く、令和6年度は112万1,096円。そのうえで「条例施行以降で過料が適用された実績はございません」と答弁した。5年間で最大388万円をかけ、毎回10件以上の指導をしながら、過料はゼロ件である。
- 西口ロータリー改修で喫煙所を設けない理由について、都市建設部長は「エリアプラットフォームにおいて、未来ビジョンを策定する過程で伺った市民の方々の意見では、喫煙やポイ捨て対策への声が多かったこと」「スペースが限られていること」を挙げ、「現段階では設置しない考え」と答弁。「不特定多数が行き交う公共空間に整備することは、非喫煙者の視点から一定の抵抗感というのも想定されますので、一概には言えない」とした。
- 改修後にどう路上喫煙を防ぐのかを問うと「令和8年度から予定されている広場改修により、植栽や柵による死角をなくし見通しを確保することで、路上喫煙をしにくい環境の整備を行ってまいります」「東武鉄道の駅舎建て替えの際には、影響のあるほかのロータリーも含めて、総合的に一体的に検討したい」と答弁した。
- 官民連携での設置についても「現段階で早急に設置する予定はございません」としつつ、「エリアプラットフォームを通じて、喫煙対策を効果的に推進する協力体制や、地域の実情に応じた整備と啓発活動について、必要に応じて協議をしてまいりたい」との答弁を得た。
質問の結果・その後
- 喫煙所の設置は「現段階では設置しない」との結論だったが、①令和8年度からの広場改修で死角をなくし見通しを確保する、②東武鉄道の駅舎建て替え時にほかのロータリーも含めて一体的に検討する、③エリアプラットフォームを通じて喫煙対策の協力体制を協議する——という3つの道筋を答弁として引き出した。
- 令和8年度は今年度にあたります。広場改修が路上喫煙の状況をどこまで変えるのか、完了後に改めて確認して、このページに追記します。
- なお市のたばこ税収は、令和7年度当初予算で年間約8億2,000万円。同じ年度の法人市民税の当初予算額8億838万9,000円を上回る規模の財源です。ただし答弁のとおり「使途を特定しない一般財源」であり、喫煙対策に充てられる仕組みにはなっていません。
