子育て支援

朝霞市のヤングケアラー|17人に1人という数字と、話せる相手

家族の世話を担っている子どもをヤングケアラーといいます。厚生労働省の調査では中学2年生の約6パーセント、17人に1人。朝霞市も令和7年11月に市内公立小5年生から中3年生を対象に実態調査を行いました。市と埼玉県の相談先、まわりの大人が気づくための手がかりをまとめます。

朝霞市議会議員 わたなべ竜二市の公式情報を2026年9月13日に確認

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家族の世話や家事を、子どもが大人の代わりに担っていることがあります。これをヤングケアラーと呼びます。市は「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」と説明しています。

やっかいなのは、本人に自覚がないことが多い点です。生まれたときから家がその状態なら、それが当たり前だと思います。「手伝いをしているだけ」と考えて、誰にも言いません。

17人に1人という数字

市が挙げている調査の数字です。

  • 厚生労働省の令和2年度の調査で、「家族の中にあなたがお世話をしている人はいますか」に「いる」と答えた中学2年生は約6パーセント。市はこれを「回答した中学2年生の17人に1人」と書いています
  • 同じ調査で、ヤングケアラーが「いる」と答えた学校は中学校の46.6パーセント、全日制高校の49.8パーセント
  • 埼玉県が令和2年度に県内の高校2年生に行った調査では、「ヤングケアラーである(だった)」と答えた生徒が4パーセント。そのうち「ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる」「ストレスを感じる」と答えた方がそれぞれ20パーセント近く

ケアにかける時間は、埼玉県の調査では平日「1時間未満」が4割、「1時間以上2時間未満」が3割でした。ところが厚生労働省の調査では、平日1日あたりの平均が中学2年生で4時間、全日制高校2年生でも4時間という結果が出ています。

朝霞市も調べています

市は令和7年11月4日から12月31日まで、市内の公立小学校5・6年生と公立中学校1〜3年生を対象に「子どもの日常生活に関するアンケート調査(ヤングケアラー実態調査)」を行いました。各学校を通じて調査の依頼文を配り、生徒本人がタブレットからWebのフォームに回答する方法です。回答は任意で記名、調査期間中に登校していない生徒は対象外としています。報告書は市のページで公開されています。

どんなことをしているのか

市が挙げている例は、入浴やトイレの介助、買い物、料理などの家事です。ほかに、見守り、きょうだいの世話、感情面のサポートなども多いとしています。

その結果として、自分の時間が取れない、勉強する時間が十分に取れない、ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる、ストレスを感じる、友人と遊ぶことができない、睡眠が十分に取れないという子どもが少なくない、と市は書いています。進路を変えざるを得ないこともあります。

いっぽうで市は、「家事や家族の世話などを若い頃に担った経験をその後の人生で活かすことができている、と話す元ヤングケアラーがいることも事実です」とも書いています。ケアそのものを否定する話ではありません。負担が一人に寄りすぎていないか、話せる相手がいるか、というところが要点です。

相談先

相手連絡先
市の窓口地域共生社会課 福祉相談支援係 048-423-5082
月曜〜金曜 8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く)。電話は匿名でもかまいません
子ども本人の相談朝霞市子ども相談室 048-471-8080/048-487-1234
月曜〜金曜 9時〜16時
同じ立場の人に話す埼玉県のLINE相談「埼玉県ヤングケアラーチャンネル」
元ヤングケアラーが話を聞きます。相談でなくてもかまいません

埼玉県のLINE相談について市は「ただ話を聞いてもらいたい、他にも同じ境遇の人がいるのか聞いてみたい、いい情報が得られるかもしれないなど、少しでも気になったら気軽にお友達登録してみてください」と案内しています。

まわりの大人が気づくために

本人が言い出すのを待っていては、たいてい気づけません。次のような様子があれば、家の事情を抱えている可能性があります。

  • 遅刻や欠席が増えた、宿題が出せない
  • 放課後にすぐ帰る、部活や友達との約束を断る
  • 年齢のわりに家事に慣れている、幼いきょうだいをよく連れている
  • 疲れている様子が続く

気づいた大人が地域共生社会課(048-423-5082)へ相談することもできます。埼玉県は11月をケアラー月間とし、ケアラーが孤立しない社会をめざして集中的な広報を行っています。

家族のケアで学校や進路に影響が出ているときは朝霞市の不登校支援学習支援事業、家族のひきこもりが重なっているときは朝霞市のひきこもり相談もあわせてご覧ください。

朝霞市議会議員 わたなべ竜二
この記事の執筆・検証:わたなべ竜二 (朝霞市議会議員・国民民主党)

元システムエンジニア。朝霞市の暮らしの情報を、市などの公式情報と照合して掲載しています。 誤りに気づいたら、ページ内のLINEからそのまま教えてください。

この街で子育てする、ひとりの父親の話
26万分の1の難病を生きる息子。
——僕が政治を志した、本当の理由。

退院の日に鳴った一本の電話。半年間の付き添い入院。そして、会社をたたんだ決断。 朝霞市議・わたなべ竜二の原点になった出来事を、ありのままに書きました。

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すべての子どもたちが健やかに育つ環境をつくることが、私の大切な使命です。子育て世代の皆さまの声をしっかりと市政に届けてまいります。