「うちの子が何年も部屋から出てこない」「自分がこの状態をどうしたらいいか分からない」。朝霞市では、こうした相談を地域共生社会課(電話048-423-5082)が受けています。まず知っておいてほしいのは、電話は匿名でもかまわないこと、そして本人が窓口へ行けない場合は、職員が自宅へ訪問する相談もあることです。
「ひきこもり」の範囲は、思っているより広い
市は厚生労働省の定義を引いて、ひきこもりを「様々な要因の結果として、社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」と説明しています。そのうえで「必要時以外はほとんど自分の部屋で過ごす方や、買い物やドライブなど他者との直接的な交流がなければ外出できる方など、人によって状態は様々です」としています。
つまり、コンビニには行ける、車でなら出かけられる、という状態も含まれます。「全く外に出ないわけではないから、うちは違う」と考えて相談をためらう必要はありません。
相談の受け方
| 内容 | |
|---|---|
| 窓口 | 朝霞市役所1階 地域共生社会課 福祉相談支援係 |
| 電話 | 048-423-5082(匿名でもかまいません) |
| 受付時間 | 月曜〜金曜 8時30分〜17時15分(祝日・年末年始を除く) |
| 相談の方法 | 来所/電話/訪問(必要に応じて自宅や施設等へ伺います) |
来所の場合は、事前に電話をしておくと待たずに済みます。埼玉県にもひきこもりの相談窓口があり、市のページから案内されています。
10月29日に、家族のための会があります
ひきこもりの状態にある方のご家族を対象にした「ひきこもり家族教室」が開かれます。朝霞地区4市の合同開催です。
| 日時 | 令和8年10月29日(木曜日)14時〜16時(受付13時30分から) |
| 会場 | 朝霞市産業文化センター 第1・2・3研修室兼集会室 大字浜崎669-1(朝霞台駅・北朝霞駅からすぐ) |
| 対象 | 社会的ひきこもりの状態にある当事者のご家族 富士見市・ふじみ野市・三芳町にお住まいの方も参加できます |
| 申し込み | 地域共生社会課 福祉相談支援係へ電話または窓口で(048-423-5082) |
中身は3部に分かれています。第1部は講話「わが家の経験談!〜明日へのヒント〜」で、KHJ埼玉県支部「けやきの会家族会」から、当事者のご家族(50歳代、2人の子の母)が当時の気持ちと今の考えを話します。第2部はグループに分かれての感想の共有ですが、市は「無理に話さず聞くだけでもかまいません」と書いています。第3部は講師への質疑応答です。
同じ立場の人の話を聞くだけでも、と思えたら行ってみてください。
窓口へ行けない人のところへ出向く仕組みができました
市は令和8年4月から重層的支援体制整備事業を始めました。名前は硬いですが、ひきこもりの相談にとって大事なのは次の2つです。
- 相談を属性で振り分けない。高齢・障害・こども・生活困窮のどの窓口に行っても、「うちの担当ではない」で終わらせず、支援機関全体で受け止めるとしています。どの課に電話すればいいか迷う必要がありません。
- 自ら窓口に行けない方のところへ出向く。市は「自ら相談窓口に行けない方など、支援が届きにくい潜在的な相談者に対する支援に向けて、アウトリーチ等を通じて本人との関係づくりを行い」と書いています。本人が動けない状態でも、家族から相談できます。
お子さんの場合は、学習支援の家庭訪問もあります
市の学習支援事業では、学習教室(毎週水曜18時〜20時)のほかに家庭訪問を行っています。市は「不登校やひきこもりの子どもに対しては、悩みに寄り添いながら課題解決を一緒に考えていきます」としています。対象は、生活保護を受給している世帯、児童扶養手当を受給しているひとり親家庭、就学援助費の支給を受けている世帯などの中学生・高校生とその保護者です。申し込みは地域共生社会課(048-423-5082)かこども未来課こども給付係(048-463-2834)へ。
学校に行けていない段階の相談は朝霞市の不登校支援にまとめています。
暮らしのお金が不安なとき
働けない期間が続くと、家賃や生活費の不安が重なります。同じ窓口で次の相談ができます。
- 住居確保給付金 離職などで住まいを失った方・失うおそれのある方への家賃相当分の給付と、収入が大きく減って家計改善支援を受けた結果、今より安い住宅へ移ったほうがよいと判断された方への転居費用の補助があります。申請には窓口での相談が必要です
- 家計改善支援 家計の管理や多重債務などの相談。原則として毎週水曜日の9時から17時です
- 自立相談支援 支援員が相談を受け、必要な支援や制度につなぎます
いずれも朝霞市自立相談支援機関(048-423-5082)へ。予約がなくても相談できますが、待つことがあるので電話をしてからのほうが確実です。
ひとりで抱えないために
ひきこもりの相談は、本人が動けるようになるまで待つ必要はありません。家族だけで相談に行けますし、電話で名前を言わなくてもかまいません。朝霞市社会福祉協議会でも様々な相談を受けています。朝霞市の相談窓口一覧もあわせてご覧ください。
